| これらは、私(武井一喜)自身が父親の会社に入社し、社長に就任するまで、そして、社長に就任した後も悩んできたことです。
二代目経営者には、創業者以上の能力(脳力)が要求されるのです。
創業者は何もないところからビジネスを作り上げるものですが、二代目は、自分の思い通りでないところからのスタートです。中国の古典の中でも、創業か、守成か、唐の時代に議論されたこの課題は、やはり守成(維持継続)のほうが難しいと説いています。
二代目にとって、強い意志や創造性が必要であると思いますが、それ以上に必要なのは、私は自分自身の体験から、「柔軟な認知能力」であると考えています。柔軟な認知能力とは、様々な人の立場から、様々な時間(時点)から、また、様々な意識上のレベルから物事を捉え、選択肢を広げ、ベストの選択を行う能力です。
経験を経た今、私から二代目経営者の皆様に何がしかのアドバイスを差し上げることはできるでしょう。 しかし、その答えはご自身で発見し、腑に落としていただきたいと考えています。 それこそが本物の、自分にとって必要な答えだからです。
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